わんこそば大会

食を楽しむアイデア

長年の夢を叶える

 夢や挑戦することに年齢は関係ないと言われている。私もそう思う。しかし、限られた人生、何か思うところがあれば早くやるに越したことは無いとも思っている。今が一番若いと考えると、これから自分のコンディションが著しく向上することは難しいし、それどころかキープもどこまでできるかということになってくる。そんなわけで、ついに長年の夢の一つである「わんこそば」を本場盛岡にて体験してきたのである。私は大食漢ではないが、そこそこ食べれる方である。しかし、食べれば食べるだけ太るというわかりやすい体質なので、なるべく暴食は避けて健全な食生活を心掛けて数年がたつ。おかげで胃もだいぶ小さくなった。

今回、待ちに待った「わんこそば」のイベント。もちろんやる気はあったのだが、歳も歳だし、その後に続くビールのイベント(飲み会)の事も踏まえて、無理せずそこそこ楽しんで食べようというテーマを掲げていた。しかし、一緒に挑んだ友人が席に着くなり「100杯食べる!」と宣言したのだ。まじかよ。私は心の中で叫んだ。そう、私は負けず嫌いなのである。一気に大会モードになる。最低100杯は食べなきゃと謎の使命感に駆られる。そして、開始。ひたすら飲み続けた。そばは飲み物と化したのである。良くないと分かっていても本能がそうさせてしまったのである。そうして、15分後100杯を完食。そこからおまけの8杯を平らげ、それ以上の無理をせず終了。

煩悩の数にて終了。

全く、厄介な性格である。そばは、どちらかというと、太めで柔らかめであった。わんこに適しているのかもしれない。つゆはぬるく、これまたわんこに適しているのだと思う。食べても食べても、次から次へと蕎麦が投入されるこのシステム。普通の食事では味わえない何とも言えない非日常感、そして食べ終えた後の達成感がたまりません。一瞬、10年20年若かったら倍は食べれたなとも思ったが、このタイミングでの挑戦で正解だったのかもしれない。(自分の場合:若い→先を考えない→バカ食い→限界越え→腹崩壊)やる気スイッチが入ったもののセーブできた自分を褒めたい。昔から食べ物で遊ぶなと言うが、「わんこそば」に関しては食べ物で遊んでいる感が否めない。それくらい楽しかったのであった。

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