料理始めたいけど、何から始めていいかわからない。
そんなあなたに、あえて「揚物」をおすすめします。
いきなりハードル高いですか?
めんどくさいですか?
できますよ。
なぜなら、大抵の人は「好きなものの為なら精神」があるからです。
私の周りで、フライドポテト、唐揚が大っ嫌いと言う人存じあげません。(控えている人はいる)
スーパーやお店で必ず揚物商品が置いてあるのは、なぜでしょう?
「安い」「簡単」「おいしい」からですよ。
(惣菜商品の大半は揚げる工程が入ってます)
揚物は、火から目を離さなければ成功しますので是非チャレンジしてください。
揚げたてに勝る揚物なしです。
!!!注意!!!
揚物は激簡単ですが、火と油に注意してくださいませ。
・火の周りに燃えやすいものは置かない(紙、アルコールなど)
・火は鍋の底から「はみ出ない火力」で揚げる
・火をつけたまま、その場を離れない
失敗が少ない
≪味付け≫
適当な味付けでも、最後に油で揚げると味が決まってる(唐揚などの下味)。
野菜の「素揚げ」「フリッター」「天ぷら」は、後で「塩」や「めんつゆ」で食べればいいので、味付けしなくてもいい。
≪調理時間≫
あまり時間がかからないのも魅力です。揚げ時間は「美味しそうな色」になったらです。
肉など生で食べれないものは、一旦取り出して、切って火の通り具合を確認すればOK。
≪仕上がり≫
カリッとならずにベチャッとなるのは、「鍋に具材を入れすぎ」「油が古すぎか」「火が弱すぎ」のどれかの可能性があります。
もう少しカリッと仕上げたいと思ったら、一旦取り出して、火を少しだけ強めて2度揚げしてみる。
コスパ
某ハンバーガー屋さんでフライドポテト(L)を買うと、170g330円。
某スーパーで冷凍のフライドポテトを買うと、400g204円。
ポテト以外でも、唐揚だって自分で作った方が断然「安い」「うまい」です。
おいしい
「天ぷらは蒸し料理」と、どこかの天ぷら屋さんが言っていたのをテレビで見た時、私はひそかにうなずきました。
衣こそ油で揚げているが、中の素材は、衣の中の具材自らの水分で蒸されているからでしょう。
野菜や魚も十分に素材の味を楽しめます。
また、油はコクなので、素材との相乗効果は間違いありません。
揚物ステップアップの順序
そうはいっても、揚物はピンからキリまで難易度があります。
まずは、①からやって自信をつけましょう。
①冷凍食品
大丈夫、成功するようにできてます。
調理時間など私と違って、袋に書いてあるので、それ通りやってみましょう。
②素揚げ
野菜など原料をそのまま揚げることを言います。(衣なし)
◆トッピング(サラダや、カレーなど)
ピーマンや、なすは色がきれいに出ます。
コツは、水分をふき取ってから揚げること。(水分あると油跳ねするので)
◆フライドポテト
じゃがいもを良く洗い芽を取る。皮付きでラップしてレンジでチンする。
(多少なら硬くても、揚げるので大丈夫)
くし切りにして揚げる。塩をかけて食べる。
◆揚げ出し餅
餅を揚げる、膨らんで、中まで火が通ったら取り出す。
温めた「めんつゆ」をかけて、揚げ出し豆腐のようにして食べる。
「大根おろし」や「かつおぶし」「薬味」をのせるとより美味。
③唐揚
⑴鶏肉などの肉(または魚)に味付ける
(少量の醤油とみりん、塩こしょう、または、それに生姜やおろしにんにくを入れるなど)
冷蔵庫で数分置く。
⑵片栗粉(または、片栗粉と小麦粉を合わせたものでも可)をまぶし余計な粉を取る。
⑶中火程度で3分前後揚げる。
揚げる音がおさまってきて、良い色になったら、一番大きめのを取り出し切って確認する。
④天ぷら
まずは市販の「天ぷら粉」を使ってやってみてください。
うまく揚がるように、いろんな工夫がされている粉です。
揚物グッズ
≪必要最低限≫ ※私の場合なので、自己責任で・・・
小鍋(または、深型の小さめフライパン)、キッチンペーパー、網じゃくし(すくい網)
揚物やるときは、小さい深型のフライパンに1~2センチ程度の油を注いで揚げる。
※本来揚物は、多め(具材がかぶるくらい)の油で揚げる方が仕上がりが良いです。
皿に、キッチンペーパーを敷いて、揚がったものを置く(油切り)
残った油は、
・この際さらに揚げるものがないか探して、揚物を作る
・冷ましてから、網じゃくしか小さいざるで濾して、適当な容器に入れて保管
・たいした残ってない時や、「魚や肉など匂いが強いものを揚げた場合」の少量の油は、使用済みのキッチンペーパー、ちらし、ティッシュなどでふき取って捨てる
のどれかです。
※油は絶対に排水管に流さないようにしてください。(溶ける、詰まる、環境破壊です。)
≪あると便利≫
揚物用鍋、オイルポット(油ろ過、保管用)、網付きバット、油処理剤など
※揚物鍋とオイルポットがセットになってるタイプもある。
揚物上手になるコツ
ベタですが、何度もやって、仕上がりを見極めれるようになることです。
あとは、唐揚を作ることです。(何度もやる→成功する→おいしい→また作る→味変してみる→うまい→弁当に入れてピクニックに行く→パーティーで作って賞賛を浴びる・・・たぶん)
油跳ねに注意して、やけどしないようにがんばってください。
【おまけ】私がどうしてもうまくできない揚物
自称、得意料理は「揚物」だと思ってるんですが、苦手なんです。
たこの唐揚、いかの唐揚。(生から作るやつ)
水分でしょう?わかってるんです。水分ふき取ってやってるんですがね。
何度かやりましたが、やる度、油のシャワーで熱いわ、床が飛散だわ。
どうしたらいいの?
ある時、気づきました。
「たこ」は「たこ焼」!「いか」は「照焼」!
これが一番うまいんです!!(言い聞かせ)
たこ唐、いか唐がどうしても食べたい時は、買いますけど?(開き直り)
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