韻を踏みたい年頃です。
「今晩(晩御飯)は南蛮でいかがでしょうか」的なニュアンス。
今回は「魚の南蛮漬け」のお話です。
南蛮漬けとは
南蛮漬け(なんばんづけ)は、肉や魚の唐揚げにネギや唐辛子の入った甘酢を絡めた料理。主に鶏肉、豆アジ、わかさぎ、シシャモなどが使われる。比較的長く保存することができるため保存食に向いており、長く漬け込めば骨まで食べられる。
引用元:Wikipedia
保存食だったのね。
南蛮漬けがご飯のおかずになるとは・・・
実は私、子供の頃、こういった類の酸っぱい漬けてあるものが苦手で避けてきたわけです。
(当時、生のネギや玉ねぎが嫌いだったし、酸っぱいのも苦手だし、魚入ってて生臭そ。ということで)
大人になって、惣菜の会社に入って、試食なんかで食べてみて「ふ~ん」って感じで、まあ可もなく不可もなくな食べ物でした。
ところが、自分で魚をさばくようになって、魚料理をすることが増えてくると、
南蛮漬け・・・うまいやもしれん!という事になったんです。
人の味覚の変化は面白いものです。
最初はアジの南蛮だったと思うんですが、これが焼酎とか、辛めの酒に合うんですな。
そして最近、贅沢にもブリで作ってみたんですよ。
なにこれ、うんまっ!
値引きのブリが息を引き返したご様子でした。
これはもう、保存食ではなくふつうにメイン料理です!
味見直後、慌ててご飯をよそいましたよ。
いいかげんな「南蛮漬け」レシピ
【材料】
◆好きな魚(アジ、ワカサギ、ブリ、サケなど)
◆好きな野菜(玉ねぎ、ねぎ、人参、ピーマンなど)
※私は、玉ねぎと、生姜の千切り、大葉が入るのが好きです。
◆片栗粉
◆油
◆めんつゆ
◆酢
【作り方】
①野菜を千切りする。(玉ねぎは、スライスした後、水にさらせば辛味が和らぎます。)
②切り身など大きな魚は、一口サイズに切る。
※ブリなど大き目の魚の時、私は魚の皮は気になりませんが、骨はご飯をかきこむ時にじゃまするので取ります。小魚は平気です。漬け込むと骨が柔らかくなるようですし。
③魚に、片栗粉をまぶして、油で揚げる。
④ボウルに、めんつゆと酢を入れ撹拌したら、刻んだ野菜を入れとく。
※めんつゆの濃さによって味が変わるので、味見しながら調節する。
漬け込むうちに、味が濃くなってくるので、私は飲めるくらいにしてます。
(ちなみに、3日以上置く気も無いし、ずぼらな為、しょっぱい時は水を足します。自己責任で・・・)
⑤揚げた魚を、④のボウルに入れてだいたい汁がいきわたるようにして漬け込む。
補足
作り立てを食べると、魚が若干温かく、食感もふわっとしておいしいのですが、
冷蔵庫で漬け込んだ次の日以降の方が、魚は若干硬いけど、味が染みてご飯のおかずによく合いました。
お好みですけどね。
ご飯に、お酒に、夏バテに、弱った魚に、大量の困った魚におすすめです。
マメな人(めんどくさくない場合)は、魚にふり塩をしたり、酒を軽くかけたりして臭みをとるとか、
塩胡椒をあらかじめしてから、片栗粉をまぶして揚げるとかすると、より味わい豊かになると思われます。
もっと簡単にしたい場合は、ポン酢で作るのが早いですね。
お好みによって、それこそ一味や七味唐辛子、胡椒、柑橘果汁を入れると味のアクセントに良いです。
魚が苦手な人は、鶏肉でもおいしいに決まってます。(鶏が好きな私の偏見)
そんなわけで、一見しちめんどくさそうな「南蛮漬け」が意外と難しくないよ!おいしいよ!って話でした。
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