せっかく作った料理が「美味しくない」「いまいち」「何かが足りない」って時に、
私が良くやるリカバリー方法です。
諦めないで、何でも試して見ましょう。
失敗は「成功のもと」になるかもしれません。
まず初めに「何かが足りない」の「何か」をざっくり考えてみましょう。
以下の中で、足りてない要素(欲しい要素)は、ありますか?
①塩味、甘味、酸味、辛味
②旨味
③コク
④まろみ(まろやかさ)
⑤パンチ
⑥それ以外の何か
塩味、甘味、酸味、辛味
これは、単純に足してください。
塩味→塩、醤油、味噌など、その料理のベースとなっている調味料か、味はOKなら「塩」を足す。
甘味→砂糖、みりん、はちみつなど。お好みや、ある物で。
酸味→酢、レモン汁など
辛味→唐辛子、一味、七味、ラー油など、その料理に合ったお好みの香辛料。
旨味
※注意※ 恐れ入りますが、ここでは、グルタミン酸やイノシン酸・・・云々の科学的な話はしません。(苦手なので)。ご興味のある方、調べてみてください。食材により持っている旨味成分の違いがあったり、旨味の引き出し方的なものもあるようですので。また、旨味=味の素となりがちですが、あえて推奨はしません。(苦手なので)。
- 旨味のある食材を足す(旨味のある食材は、焼いただけ、蒸しただけで美味しいものです。)
- 出汁をきかせる(追い出汁をしてもいいし、顆粒出汁を足してもいい。)
コク
辞書的には「濃い深みのあるうま味」とのことのようです。
なので「旨味」とかぶるところもあるんですが、「濃い」ってところを私はなんとなく、濃厚とか、コックリとか、油脂感みたいなイメージで持ってますので、それで言わしてください。
- 油脂を入れる(その料理に適した油を足す。中華系、和系ならごま油だけど、洋風なものはオリーブオイルとか。バターとか)
- 味噌を入れる(個人的にこれは、隠し味程度なら和洋折衷行けると思ってます。)
- 甘みを足す(十分甘い時は別ですが、意外と甘みが足りなくてコックリ感が出ない時もあります。はちみつやみりんなどで味がまとまることもあります。)
- 旨味のある食材を油で炒めて投入(肉や、玉ねぎ、ねぎ、にんにくなどの香味野菜を油で炒める。)
まろみ(まろやかさ)
まろみってなんだ?って感じなんですが、
「なめらか」「マイルド」?、まったり、ほっこり・・・クリーミー・・・まあそんなイメージ。
その料理にもよるけど・・・
- 牛乳、豆乳、生クリーム(シチュー系かな。)
- 卵(すき焼に生卵付けるとまろやか~みたいな。)
- チーズ、バター
パンチ
おもに、香辛料系が良いかと。
- 辛味(唐辛子、一味、七味、からし、マスタード)
- こしょう、山椒、カレー、ミックススパイス
- 酸味(意外と、パンチが効いて味が引き締まる。酢、レモン汁など)
それ以外の何か
そういうんじゃないんだよね・・・わかります!
それは、もしかしたら「味がまとまってない」んじゃないでしょうか?
具は具、汁は汁みたいに、よく煮物系で多いです。
味が、具に染み込んでない。汁に馴染んでない。
こういう場合は、時間が解決します。
一日置いてください。(数時間や半日でもいいけど)
放置です。
トマト煮のトマトの酸味だけが際立っちゃってるとかね。
醬油のトゲトゲしさがあるとかね。
次の日、意外とまとまってる可能性あります。
粗熱取れたら、冷蔵庫で冷やして置くのがおすすめ。
煮物は冷めていく内に具材に味が染み込むという。
最後に
具体的な料理名でのリカバリー方法ではないので、ジャッジは各々になってしまいますが、
解決の糸口になれば幸いです。
ちなみに、汁物を作る時は「出汁命」です。
出汁がキマれば(ちゃんときいてれば)、調味料の加減とかも、ある程度適当でうまくいきます。
多少塩分減らしても、美味しく感じます。
実験だと思って、想像力をフル活用して、挑戦してみてくださいね。
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