料理のリカバリー術6選

小技

せっかく作った料理が「美味しくない」「いまいち」「何かが足りない」って時に、

私が良くやるリカバリー方法です。

諦めないで、何でも試して見ましょう。

失敗は「成功のもと」になるかもしれません。

まず初めに「何かが足りない」の「何か」をざっくり考えてみましょう。

以下の中で、足りてない要素(欲しい要素)は、ありますか?

①塩味、甘味、酸味、辛味

②旨味

③コク

④まろみ(まろやかさ)

⑤パンチ

⑥それ以外の何か

塩味、甘味、酸味、辛味

これは、単純に足してください。

塩味→塩、醤油、味噌など、その料理のベースとなっている調味料か、味はOKなら「塩」を足す。

甘味→砂糖、みりん、はちみつなど。お好みや、ある物で。

酸味→酢、レモン汁など

辛味→唐辛子、一味、七味、ラー油など、その料理に合ったお好みの香辛料。

旨味

※注意※ 恐れ入りますが、ここでは、グルタミン酸やイノシン酸・・・云々の科学的な話はしません。(苦手なので)。ご興味のある方、調べてみてください。食材により持っている旨味成分の違いがあったり、旨味の引き出し方的なものもあるようですので。また、旨味=味の素となりがちですが、あえて推奨はしません。(苦手なので)。

  • 旨味のある食材を足す(旨味のある食材は、焼いただけ、蒸しただけで美味しいものです。)
  • 出汁をきかせる(追い出汁をしてもいいし、顆粒出汁を足してもいい。)

コク

辞書的には「濃い深みのあるうま味」とのことのようです。

なので「旨味」とかぶるところもあるんですが、「濃い」ってところを私はなんとなく、濃厚とか、コックリとか、油脂感みたいなイメージで持ってますので、それで言わしてください。

  • 油脂を入れる(その料理に適した油を足す。中華系、和系ならごま油だけど、洋風なものはオリーブオイルとか。バターとか)
  • 味噌を入れる(個人的にこれは、隠し味程度なら和洋折衷行けると思ってます。)
  • 甘みを足す(十分甘い時は別ですが、意外と甘みが足りなくてコックリ感が出ない時もあります。はちみつやみりんなどで味がまとまることもあります。)
  • 旨味のある食材を油で炒めて投入(肉や、玉ねぎ、ねぎ、にんにくなどの香味野菜を油で炒める。)

まろみ(まろやかさ)

まろみってなんだ?って感じなんですが、

「なめらか」「マイルド」?、まったり、ほっこり・・・クリーミー・・・まあそんなイメージ。

その料理にもよるけど・・・

  • 牛乳、豆乳、生クリーム(シチュー系かな。)
  • 卵(すき焼に生卵付けるとまろやか~みたいな。)
  • チーズ、バター

パンチ

おもに、香辛料系が良いかと。

  • 辛味(唐辛子、一味、七味、からし、マスタード)
  • こしょう、山椒、カレー、ミックススパイス
  • 酸味(意外と、パンチが効いて味が引き締まる。酢、レモン汁など)

それ以外の何か

そういうんじゃないんだよね・・・わかります!

それは、もしかしたら「味がまとまってない」んじゃないでしょうか?

具は具、汁は汁みたいに、よく煮物系で多いです。

味が、具に染み込んでない。汁に馴染んでない。

こういう場合は、時間が解決します。

一日置いてください。(数時間や半日でもいいけど)

放置です。

トマト煮のトマトの酸味だけが際立っちゃってるとかね。

醬油のトゲトゲしさがあるとかね。

次の日、意外とまとまってる可能性あります。

粗熱取れたら、冷蔵庫で冷やして置くのがおすすめ。

煮物は冷めていく内に具材に味が染み込むという。

最後に

具体的な料理名でのリカバリー方法ではないので、ジャッジは各々になってしまいますが、

解決の糸口になれば幸いです。

ちなみに、汁物を作る時は「出汁命」です。

出汁がキマれば(ちゃんときいてれば)、調味料の加減とかも、ある程度適当でうまくいきます。

多少塩分減らしても、美味しく感じます。

実験だと思って、想像力をフル活用して、挑戦してみてくださいね。

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