「たいしたものじゃないもの」を「たいしたものにみせる」トリック

小技

そんなに値が張らない「弁当」「定食屋」「カフェ」「レストランのランチメニュー」「ビジネスホテルの朝食」の一品一品をよく見てください。

意外と手間がかかっていないものが多く潜んでいます。

ちゃんと見た方がいいですよー。

変な意味じゃなく、そこには、アイデアが隠されているからです。

惣菜の弁当や、ランチメニューなどは、

早い提供と、利益を求めて、「なるべく低単価で、簡単に仕上げる」ことを意識します。

もちろん、見た目やおいしさも大事です。

それを、トータル的にクリアするよう、いろいろ工夫するんです。

私が普段からよくやる、食事を寂しく見せない工夫を共有します。

品数でごまかす

①考え方

当たり前ですが、品数は多い方が豪華に見えます。

しかし、作るの面倒だし、そもそも、そんなに作れたら苦労しません。

何も、全部作る必要はありません。

大半の飲食店でも、部分的に「出来合いのおかず(業務用など)」を使ってます。

出来合いのものでも、「彩り的に少量使う」「隙間を埋める程度」「手間がかかるのでこれだけは市販のもの」「味がいいので使う」「こだわって老舗の佃煮を使っている」など、様々なのでそれはそれでアリだと思います。

②食材の例

 【盛るだけ】

  ・ミニトマトなどのそのまま使える野菜

  ・買ってきた惣菜(ポテトサラダ、煮物など)

  ・漬物、佃煮、明太子、梅干しなどご飯のお友達

  ・昨日の残り物の何か

 【切るだけ】

  ・切るだけの野菜、果物

  ・チーズ

  ・かまぼこ、さつま揚など

 【ちょっと焼く、レンジでチンするだけ】

  ・卵焼き、ウインナー、肉、魚

  

一品一品よーく見ると・・・質素。メインは、「焼き鮭」と「塩むすび」です!それ以外は、本当は、よーく見てほしくない。ほぼ盛っただけ。

料理の見た目は、器でカバー

料理が苦手、盛り付けうまくできない。

そんな時は、器に頼ってみましょう。

理由は、

 ・テンションが上がる。

 ・雰囲気が出る。

 ・色や模様がついてる皿などは、スカスカ感を感じさせない。

など、意外と器ひとつで、仕上がりのイメージが変わります。

家と、カフェや外食の違いのひとつに「見映え」があります。

おしゃれな器や、きれいな盛り付け、集合体で見るおかずの彩り、

見た目で「おいしそう」と思ってしまいます。

たいしたことないものを、お気に入りや、雰囲気のある器に盛ってみることをおすすめします。

家にいるのに平気で「のり弁」を作る。おせち用に買ったお重をヘビーローテーション。しかし、このお重がなんともいい雰囲気を出してくれます。のり弁好きすぎて、数週間に一回登場。鮭を乗っけたり、唐揚げを乗っけたり、ちくわの磯部揚げを乗っけたり。ある物を乗っければいい。

演出

不思議なもので、テーブルが料理や皿とかで埋まってると、にぎわってるように見えます。

あたたかいうどんは、あえて、土鍋でなべ焼きうどん風にして出すとか、

肉野菜炒めにしないで、ホットプレートで焼いて食べるとか。

土鍋で炊くごはんも、あえて、土鍋ごとテーブルに置いておくとか。

もともと、テーブルが小さめなので、こじんまりとした食事でも、

そんなに寂しい感じには見えないのですが、

あえて、場所を取るようなことをして、賑わいを出す日もあります。

ポイント

「たいしたことないもの」の中に、自分なりの「メイン」を設定するのがおすすめです。

これだけは「手作り」とか、「好物」とか、楽しみを一品、二品入れてみましょう。

私の場合は、「炊き立ての土鍋ご飯」がメインと言い切りますので、あとは適当にみつくろいます。

自分が食べるのですから、自分がテンション上がればOK!

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